2013/03/30

「シュガー・ラッシュ」を観に行きました。

「トイ・ストーリー」のゲーム版とも言われたりしております、「シュガー・ラッシュ」を観に行きました。公開1週間目ですので、最初の方は未見の方でも大丈夫なネタバレなしの感想を書いていきます。しかし最後の方にはネタバレも書いていきますので要注意!途中で「ここからネタバレ!」と警告を入れておきますので。

シュガーラッシュ、全般的にはとても面白かった。細かいツッコミどころは色々あるけど、いかにも米国的な演出がキライでなければ楽しめると思う。「ゲームの中」という世界を映画でいかに表現するかに腐心しているのがよく分かる。

まず言っておきたいのは、「ザンギエフは悪者ではない!」という事。(ToT)

しかしアメリカの映画ですから、ロシアの英雄は悪者扱いになってしまうんでしょうねぇ。本当のザンギはレスリングでロシアの事を知って貰おうというナイスガイなんですよ。

いきなり閑話休題でしたが、さて本題。まずは未見の方に向けて、あまりネタバレしない様なオススメの文章を書きます。

そういえば肝心の感想をまだ書いていませんが、「オススメの文章」と書いた事でも分かる様に、とても面白かったです。ツッコミたくなるところはまぁありますが(ネタバレの章で書きます)、総合的にはとても楽しめました。

まず細かい世界観を説明しておくと、「ゲームセンター」という世界の中にそれぞれの「ゲーム」という都市があり、それらを繋ぐ中央駅が「ゲーム・セントラル・ステーション」という場所。電源コードが線路代わり。ゲームセンターと他のゲームセンターが繋がっている様な描写はありません。そうでないと同じキャラが複数登場する事になって、話が複雑になってしまいますからね。

さて、そんな世界観をどう表現するかがまずポイントになってきます。この「シュガー・ラッシュ」ではこの「ゲームの中の世界」というものを表現するためにとにかく腐心している事が、映像・音楽・台詞等、各所で見て取れました。映像や台詞の事を言うとネタバレになってしまうので音楽について触れると、程よくテクノっぽいシンセな音楽で、30年前とまでは言いませんが1980年代後半〜90年代のゲームミュージックの雰囲気がうまく出ていると感じました。

カメオ出演している、実際のゲームのキャラクターも実に良い味を出しています。私も知っているゲームに知らないゲームと色々ありましたが、やっぱり自分がプレイしていたゲームのキャラがあんな感じで生活していると思うと楽しくなります。

そうそう、大事なルールを忘れていました。「ゲームのキャラがゲームを改変できる」、特に説明はされていませんが、これがこの世界のルールとして存在します。これは良い悪いではなくそういう世界なので御承知下さい。

そしてストーリー。ネタバレになりますのでもちろん細かくは言いませんが、骨子を言ってしまえば「自分の在り方に疑問を感じた主人公が現在の環境を飛び出し、他の世界で様々なトラブルに巻き込まれる事で自分の在り方に気付き、オマケにかけがえのない仲間も手に入れる」という、いかにも米国制作でステレオタイプなものです。

他にも「サブキャラ同士のラブロマンス」なんてのも米国映画にはありがちだったりしますが、その演出もこれまたありがちな感じだったりします。

そんなステレオタイプなストーリーに対し、いかにしてその映画独自の味付けを行っていくか…というのが楽しみの一つだったりするわけですが、何が言いたいかというと、そうしたステレオタイプな骨子のストーリーがキライだという方にはお勧めできないなぁ…と。

裏を返せば、そんな事は気にならないという方は是非観て頂きたいと思います。オープニングからエンディングまで演出がいっぱいですので、くれぐれもエンドロールの最後の最後まで席を立ってはいけませんよ!

ちなみに公式サイトでは、本作に登場するオリジナルゲームが実際に楽しめます。

そうそう、ネタバレになっちゃうかもしれませんが、YouTubeで「コーラ+メントス」で検索しておくと映画の理解がちょっぴり進むかもしれません。

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さて、ここから本格的にネタバレしますので要注意!念のために改行をグワッと入れておきますよ。
























こんなもんで大丈夫でしょうかね。

まず演出からいきましょう。ディズニー作品のオープニングアニメ「ミッキーが口笛を吹きながら舵を取る」がいきなり8bitなレトロ2Dドット風になっているところからニヤッとしてしまいました。本編では、レトロゲームのキャラはアニメのコマ数がやけに少なくてパタパタしているというのが実に趣深かったです。

フェリックスがカルホーン軍曹に言う口説き文句が「こんなに解像度の高いキャラには初めて会った」的なものなのも、スタッフの狙っている感じがマンマンなのですがそれもまた面白い。シュガー・ラッシュのプログラム内に入るためのドアのコマンドがコナミコマンド(↑↑↓↓→←→←BA)なのもいとおかしです。

エンドロールがレトロ2Dドットで様々なゲームを表現しているのがまた面白かったですし、最後のシンデレラ城のアニメーションをゲームキャラが侵食していくところまで、とにかく「ゲーム」という演出にこだわっているのが良かったです。

カメオキャラについては、とにかくザンギエフの扱いのひどさに泣けてくる(パンツの忘れ物はないでしょうToT)わけですが、忘れ物置き場でメタルギアソリッドの「!」が出てきたのが面白かったです。もちろんあのアラート音も一緒です。「!」マークとアラート音だけで「これはMGSだ!」と分かるというのはスゴイ事ですね。

セントラルで見かけたプーカァ達も可愛かったです。とにかくいっぱいキャラが出ていてよく分からなかったので他にどんなゲームのキャラがいたのか、もう一回見てみたい気もします。

ゲーマー的な視点で気になったのは、ヴァネロペの「ノイズが走る」というバグは実は「瞬間移動できる」というゲームの特殊能力だったというオチ。エンディングでゲームプレイヤーの女の子もプレイ中にあの能力を使っていましたが、あれをゴール前で使い大逆転で1位フィニッシュというのは反則レベルの特殊能力じゃないかな…と思ったり。まぁ細かい事は言いっこなしですかね。「シュガー・ラッシュ」というゲームはマリオカート的な何でもありのレースゲームみたいですし。

あとネタバレなしの章でもちょこっと書いた「コーラにミントタブレットを入れると大爆発する」というネタ。この事実を知らない人がヴァネロペの自室や最後の戦いのアレを見た時に意味が分かるのかな…というのは気になりました。ダイエットコーラの池の立て看板は英語のままでしたしねぇ。

しっかし「ゲームのキャラがゲームを改変できる」となると、プログラマーの存在っていうのが何だかよく分からなくなってくるわけですが、そこは考えない方がいいんでしょうかね。

細かい事を言い出せば切りがないわけですが、ツッコミどころのない作品なんて稀有なわけですし、野暮な事はあんまり言っちゃあいけませんね。

ストーリーとしては「相対する立場だった主人公とサブキャラが仲良くなる」「つらい立場だったヒロインが実はお姫様」「サブキャラ同士でカップルに」等々、ベタベタな展開が満載ではありますが、大団円で終わる映画は観終わった後にスッキリした気分になるで安心して観られますね。

サントラはiTunes Storeで買おうかと思いますし、ビデオもレンタルが出たら借りてまた観るかもしれません。きっとiTunes Movie Storeでもリリースされるでしょうし。

2 件のコメント:

  1. (※このコメントはネタバレを含みます)

    こんにちは、Sho-DSLです。私も先日観てきまして、非常に楽しめました。

    観ている途中で、ヴァネロペの秘密が段々明らかになっていくうち、彼女の表示がところどころチラつくことから、「没キャラ」だと思っていました。グラフィックが用意されていない動作があるからチラつくのかなーと。悪役よりも没キャラの方が辛い立場だよな、これは面白くなってきた!と(笑)。

    グッズはパンフレットとFELIXのメダル、6色ボールペン
    を劇場で買い、サントラはiTunes Storeのダウンロード販売で買いました。
    DVDが出たら絶対に買います。ステーションのモブキャラをゆっくり眺めたいです。

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    1. >Sho-DSLさん
      コメントありがとうございます!
      私もサントラ買いました(iTunesStoreで)。グッズは劇場にほとんど売ってなかったんですよね…地方の悲哀でしょうか。(T_T)
      ステーションのキャラは分析サイトが出てきそうですよね。^^;)

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