2011/09/29

Keynoteで書き出したPDFファイルのオブジェクトの色が変色する不具合への対処法

Mac版Keynoteを使ってスライドを作る事が多いのですが、会社はWindowsなので当然表示できないわけで。そのためPDFに書き出してAcrobat Reader(今はAdobe Readerですね)でフルスクリーン表示してプレゼンをしています(社外秘のデータを使わずに作成できる、健康教育等の講話のスライドの話です)。

しかしKeynoteで書き出したPDFファイル、Mac OS X付属の「プレビュー」アプリ(Preview)で見る分には何の問題もないのですが、Adobe Readerで表示するとMac版・Win版に関係なく、線や文字のオブジェクトの色が勝手に変わってしまうという事態が多発します。私の環境では黒い文字や線が白色になってしまう事が多いです。

これに対処するためにスライドを画像で書き出してPreviewアプリでPDFにまとめる…という事をしていたのですが、ファイルサイズは大きくなるしフルスクリーン表示や印刷時にボヤッとしてしまうしと、イケていない点も多々ありまして。

同じ様に困っている方や対処法を知っている方はいないものかと色々探していたのですが、本日やっと見つける事ができました。

Walk on the bright side of life」さんの「KeynoteからのPDF書き出しで、白がきちんと出ない状況を回避する方法」の方法で無事解決しました。

Acrobat 8 Professionalだと画面がちょっと違うので、備忘録を兼ねて記録をば。

Acrobat8の「アドバンスト」→「印刷工程」→「色を置換...」を選択
 ↓
・アクション「変換」
・変換後のカラースペース:プロファイル「Adobe RGB(1998)」
・変換オプション「プロファイルを出力インテントとして埋め込む」
 ↓
「OK」を押して変換(Undoはできないので注意!)
  ↓
オブジェクトの色が意図した色に戻ります

長年困っていたので、対処方法が見つかって本当に良かったです。

ファイルサイズが倍くらいになってしまうのが悩みどころ。最適化して画像を圧縮すればいいわけですが。

(2011.11.6追記)

Acrobat X Proが使える様になったので試してみたところ、上のページにある通り「ツール」→「印刷工程」→「色を置換」を選択して、「出力インテント」の「カラーを出力インテントに変換」にチェックを入れ、プロファイルで「Adobe RGB (1998)」を選んで「OK」を押して変換すればオッケーです。

…のハズなのですが、当方の環境では謎のオブジェクト化けが…。太さを太くした点線にしたオブジェクトが、太さが細くなり実線に変わってしまいます。分かりづらいと思うので、画像を準備する元気が出たら貼り付けたいと思います。

しかしこれはどうやって解決したらよいものか…とりあえずAcrobat 8を削除しなくて良かった…。

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