2011/09/04

カピバラさん達の3D動画を編集しました[FinalCutProでの3D動画編集について]

昨夜、先月長崎バイオパーク行った時の3D動画を編集してテロップを入れて、1分の動画にしてみました。

とりあえずさっそく御覧下さい。



いかがでしょう?カピバラさん達のスイカ好きっぷりは伝わりましたでしょうか。^^;)

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さて、ここで技術的な話を。Macで編集しましたが、私は3D動画編集ソフトなんて持っていません。ではどうやって編集したのか。

今回はFinal Cut Pro 7で編集しました(実際はQuickTimeXとiMovie9も併用しています)。

Bloggie 3Dで撮影した動画は平行法のサイドバイサイド形式です。なので動画のトリミングや配置、トランジションは普通にやれば問題ありません。

ただトランジションはディゾルブ系の様な画面全体に一様にかかるエフェクトにしないといけません。左半分(左眼側)と右半分(右眼側)であまりに違う映像になると、立体視をした際におかしな事になりますので。

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問題はテロップ。どの様に入れたかというと、答えは「手打ちでチマチマと」です。

スクリーンショット

コチラが編集完了時のFinal Cut Pro 7のスクリーンショットです。右眼用と左眼用のテキストを作り、左右に配置しました。

実際にはどんな事をやったかというと、まず左眼用のテロップを作りました。実際に観る時は横2倍に引き延ばされますので、テキストは逆に半分程度に縮めます。配置場所は、動画の解像度が1920×1080ピクセルなので、中央から左に480ピクセル動かします(中心を0から-480にする)。

そして左眼用のテロップをコピーして、右眼用に右へずらします(中心を0から+480にする)。

さて、どの様にテロップに立体感を出すか、つまり画面の手前に出すか奥に出すかです。この動画は平行法なので、画面の手前に出すならば右眼用の中心よりも少し左へ配置します。逆に画面の奥に引っ込めるなら右眼用の中心よりも少し右へ配置すればいいわけです。

ここでポイント。観やすい3D動画にするには、テロップが映像内のオブジェクト(今回ならカピバラさん達等)にめり込んでしまってはいけません。なのでテロップはどちらかというと画面からは少し浮き気味に設定した方が観やすくなるわけです。今回のテロップでは中心をだいたい+460くらい(右眼映像の中心から-20くらい)にしました。

立体視の理屈から「多分こうすればこうなるんだろうなぁ」と考えてとりあえずやってみましたが、初めての3D映像編集としては意外とうまくいったなぁと思ったり。いかがでしょう?

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どちらかというと失敗しているのは音声の方。

実は最初は素材動画をFinal Cut Pro 7に放り込んでトリミング等から全て行うつもりでした。しかし2〜3個放り込んだところでエラーが出てしまいました。画質は悪いですが一応フルハイビジョン動画だから、なのですかね?

そこでQuickTimeXでトリミングして、iMovie9に取り込んで配置。しかしiMovie9では上で書いた様な、テロップの自由な配置ができません。

さてどうしたもんか…というところで見つけたのが「Final Cut XMLを書き出す」。iMovieで編集したプロジェクトをFinal Cutに持っていく機能です。

これならば何とかなるかな…と試してみたところ大成功!見事にFinal Cut Proの方に、トリミング・配置したプロジェクトが表示されました。エラーもなしです。直接放り込んだ時は何でエラーが出るんだろ?

あとはFinal Cut Proでトランジション・テロップと入れて完成です。

「音声が失敗」というのは、QuickTimeXでトリミングをする際に、トランジションをかける「のりしろ」を残してトリミングするのを忘れていた事です。なのでオーディオトランジションをかける事ができず、動画間の音声がブツブツ言っています。もう一度トリミングからやり直せばいいんでしょうが、夜中にそこまでの元気はなく…。orz

次に機会があれば気を付けたいと思います。

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