発売から1ヶ月半、週末に少しずつ進めてきた「METAL GEAR RISING REVENGENCE」を本日やっとこさクリアしました。以下、ネタバレあり注意!
隠れて進むステルスゲームである「METAL GEAR」シリーズの最新作にして、紆余曲折を経て社外開発作品となった「METAL GEAR RISING REVENGENCE」。他のシリーズをノーマルモードで何とかクリアできる腕前のぬるま湯おっさんゲーマーがノーマルモードを1周クリアした感想なわけですが、まずアクションゲームとしての感想から。
アクションゲームとしてはとても爽快感のあふれる気持ちのよいゲームでした。自由切断・斬奪・シノギといったシステムは刀を使ったアクションゲームとしての気持ちよさを上手に引き出していると感じましたし、その操作も比較的自然なものになっていると感じました。
そしてステルスの重要性がそこまで高くないというこれまでのシリーズにはない特徴も、このゲームを気軽に楽しめるポイントだと思います。もちろん無茶な進め方をすればタコ殴りにされるので程々のステルス具合は気にしていかないといけないわけですが、完璧なステルスを無理に狙わなくても普通にゲームを進められるというのは「斬る楽しさ」がポイントのこのゲームでは良い事だと思います。もちろんニンジャキルを上手に狙っていくというのも面白いですよ。
ただラストボスの上院議員はメチャ強かったですね…。あそこだけ驚異的にドハマリしてしまい、心が折れて攻略サイトを見てしまいました。回復アイテムを1個も持っていないという緊張感でボコボコにされていたのですが、「瓦礫を斬るのに成功すると回復アイテムが手に入る」「斬擊モードでRスティックで狙いを定めたところで△or□ボタンを押すとブレずに斬れる」「攻防一体を購入する」というこの3点を知る事でやっと勝つ事ができました。トライ開始から半日くらいでしょうか…。このラスボスだけは本当にキツかったです。そこまでは本当にスムーズに来ていたんですけどねぇ。
余談ですが、上院議員がメタルギアから降りてきた後に雷電をボコボコにするムービー内、雷電側のキャラが皆で「ただの上院議員じゃないのか?」と連発するのが妙に面白かったです。閑話休題。
あとQTE(というんですね、初めて知りました)ですか、マップ移動中や戦闘中等にイベントが起こった際に各ボタンを押す様指示が出るものですが、これもゲームへの没入感を高めてくれてとても気持ちよかったです。RAYのブレードをガードし持ち上げて放り投げるとか、ですね。
では「METAL GEAR」シリーズとしてはどうかとなりますと、これは色々と難しいですね…。MGS4で愛国者達が消滅した後の世界ではありますしストーリー上の続編ではあるのですが、ゲームとしての「続編」ではないですね。だけど「新しいMETAL GEAR」だとは思いました。
ゲームシステムとしては上記の通り、「斬る」事を軸に据えてサブウェポンでは過去のメタルの様な遠隔攻撃もできますし、ステルスも本気で狙うとかなりの難易度です。ストーリーはかなりアメコミ的な感じになってはいますし「ミーム」という単語を連発するのはちょっとあざといかなぁと思いましたが、根底はMGSシリーズから産まれたものであると感じました。
この「新しいMETAL GEAR」という感覚が受け入れられるならば極上のゲームだと思いますが、NGの人も当然いると思いますので、「色々と難しい」ところです。
しかしエンディング後の雷電がどうなっていくのかなぁというのはとても気になりましたというかとても心配です。一方、サニーは何だか明るくなっていましたね。良い女の子に成長している様で一安心です。
あまりヤリ込み要素の方は手を出さないのですが、DLCでサイドストーリーが配信されるそうなので、まだまだしばらくはボチボチと楽しめそうです。
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