これ以上無いくらいアヤシゲですね…。でもまぁ心当たりはしっかりとありますので開封しちゃいます。
出てきたのは段ボールの箱。こっちから見るとまだまだアヤシゲですが、この段ボールは筒状なので、段ボールに覆われていない側面を見るとそんなにアヤシゲでもなかったりします。
まぁそんなに引っ張っても仕方ないので、筒状の段ボールを外しちゃいます。
はいコチラ、Kickstarterでpledgeしていたウェアラブルディスプレイ「Vufine」でした。楽しみにしていたんですよねぇ。無事ブツが届いたので何よりです。Kickstarterは完成しないモノも結構ありますからねぇ…。
まぁそれはさておき。さっそく開封の儀でございます。
箱を開けると、Kickstarter Editionを示す巾着袋が入っていました。ちょっとウキウキ。
同梱品はこんな感じ。左上から右に、Vufine本体、細いメガネフレーム用のスタビライザ、度なしメガネ、充電用USBケーブル、映像用HDMIケーブル、本体とメガネをくっつける磁石式ドッキングステーション。
Vufine本体はこんな感じ。モニタはレンズ状のところの奥に入っています。
ドッキングステーションはゴムベルト後からでメガネのフレームに取り付けます。ちなみにこの写真、取り付ける向きが逆でして、Vifineをハメる丸いところがレンズ側(前方)ではなく耳側(後方)になります。
ドッキングステーションにVufineを取り付けてみました。ドッキングステーションを軸に、上や下に振る事もできます。
映像はこんな感じ。実際には40〜60cmくらい先に映像が浮かんでいる感じになります。無理矢理写真に撮ったので画質は分からないと思いますが、結構キレイなんで驚きました。解像度はqHD(960×540pixel)との事。
Vufineを装着したメガネをかけるとこんな感じになります。どんなもんでしょうね…。
ちょっと心配だったのがココ。磁石式ドッキングステーションのゴムベルトの基部がなにやらもう切れかけている様に見えます。それをツイートしたところ…、
@shiku Vufineのご購入ありがとうございます。材質上切れかかっているように見えますが、その状態で継続利用可能です。亀裂が入ったり、切断した場合お取替えしますのでご連絡ください。— Goro Kosaka (@GoroVufine) 2016年4月12日
VufineのCEOであるGoro Kosakaさんがサポートリプライを下さいました。安心しました。連絡があるのはありがたい事です。UP3のサポートなんてまだ連絡が来ないってのに…。--;)
とまぁそんな感じで昨日は開封の儀とちょっとした動作確認だけで終了。本日、色々なシチュエーションで使ってみました。映像はGyaO!の「ガサラキ」期間限定配信とガラポンTVのリアルタイム配信です。「ガサラキ」は今見ても特異ですねぇ。
まずは座って食事を摂りながら。メガネレンズの真ん中らへんにVufineモニタをセットしましたが、左眼はフリーですのでピントを食事側に合わせると映像は半透明な感じになります。一方、Vufineに映った映像にピントを合わせると映像がハッキリ見える様になります。脳ミソの映像処理能力ってスゴイですね…。
お次はPC作業をしながら。これも先ほどと同じ間隔で、普通にPCで文章を打ったりしている時はそちらにピントがあってVufine映像はあまり気にならないのですが、音声で気になる情報がありVufine映像に視線を向けると映像がハッキリと浮かんできます。こんな感じになるとはあまり想像していなかったので楽しくなってきます。
最後に歩きながら試してみます。もちろん車や他の歩行者がいない、安全な場所で試さないとダメですよ。
さて歩きながらのVufineですが、これは座っている=安静時とは違った問題が見えてきました。それは「映像が揺れる」。歩いている時ってこんなに揺れているんですね…。歩きながらスマホで撮影した動画の様な感じ。しかもVufineを装着しているのでメガネの右側だけ重くなり、メガネが段々ズレてくるんですよね…。
ただイヤホンから入ってくる音声を聴きながら歩き、気になる情報が入ってきたら安全な場所に待避して映像を観る…ってのはやっぱり便利。Vufineをレンズの下方か上方かにセットしておけば視界をさほど妨げませんし。実はレンズ真ん中ら辺にセットしても、視界を制限されているって感覚はあんまりないんですよね。片眼がフリーになっているのが大きいかもです。
そんな感じで結構良い感じのVufineですが、大きな弱点が2つ。
1つ目はやはり「重さ」。公称26gというのは十分軽いと思うのですが、メガネに着けるとなるとやっぱり重いんです。前述した通り、メガネの右側だけ下にズレてくるんです。
2つ目は「ケーブルの取り回し」。iPhoneと繋げる場合、Lightning-HDMIアダプタと付属のHDMI-microHDMIケーブルを使ってiPhoneとVufineを繋ぐ事になります。オマケに音声を有線イヤホンで聞く様にすると、さすがに大仰な様相。
この2つが解決されたら本当に日常使いができそうなんですけどねぇ。ちなみにHDMIケーブルを右耳に引っ掛ける事でメガネのズレをある程度軽減できます。とりあえずレベルの対策ではありますが。
どんな状況で使えるかを考えますと、やっぱり公共交通機関内での映像視聴でしょうねぇ。周りのお客さんに画面を見られる事なく映像を楽しめるってのは良いですねぇ。画質がいいから十分楽しめます。一方で液晶パネルの小ささの恩恵?として、ガラポンTVのワンセグ画質もそれほどアラを感じずに観る事ができます。
公称の稼働時間は90分の様子。今度ある出張での移動の際に楽しんでみたいと思います。
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