この週末は特に連休でもなく普通の土日だったのですが、自動車で5時間かけて泊まりがけで宮崎まで行って参りました。生賴範義展以来のみやざきアートセンターです。
センターのある建物の前に行きますと、何やら不穏な足跡が。
足跡を辿っていきますとセンターへ続くエレベーターへ。こいつで5階に向かいます。10時になったら動き出しますよ。すると…、
ドーン!「ゴジラ生誕60周年記念 ゴジラと特撮美術の世界展」です。5/2〜6/7の会期で開催されているのですが、5月は本当にバタバタしていて行く時間が取れず、この週末に無理矢理ぶっこんだ次第です。
生賴範義先生・開田裕治先生の描いたポスター原画やらパッケージ原画やら版権絵やらのゴジラ絵、西川伸司先生のビオランテや機龍のゴジラ設定画、ゴジラスーツ現物やらが目白押し。それだけでなく特撮美術監督の井上泰幸氏・三池敏夫氏のお仕事の様子等も多数展示されています。
井上泰幸氏のお仕事は昨夏の古賀での展覧会でも拝見しましたが、その細部へのこだわりは尋常ではないです。「空の大怪獣ラドン」撮影中の天神のミニチュアがあったのですが、扇風機が写り込んでいなければ本物と区別が付かないほど。驚嘆です。
生賴先生のゴジラ原画は何度見ても寒気がします。魂というか念というか、何とも言い表せない迫力を感じます。
開田先生のゴジラ&怪獣作品は東京の銀座と吉祥寺で拝見していましたが、生賴先生とはまた違った迫力ですね。開田先生の作品はアナログ画材とデジタルCGの両方がありましたが、それぞれ違った魅力がありますね。同時開催の「THE ART OF KAIJU 怪獣絵師 開田裕治 原画展」も素晴らしかったです。
西川伸司先生のビオランテ設定画も超コワイ!生賴先生や開田先生と全く違う、漫画家としての絵の怖さがありました。最後の方にあった、歴代ゴジラやキングギドラの違いを描いたイラストがとても楽しかったです。こんなに違かったのか…。
展覧会内で2ヶ所、写真撮影可能なところがありまして。それがコチラ。
5F、入場して左手にあるゴジラvsモスラ。
そして4F、展示会最後のエリアにあるゴジラvsメカゴジラです。立体写真も撮影してきましたので、記事の最後にアップします。
スーツはもう一体、入場して正面にもあるのですが、そちらは撮影禁止です。残念。
ゴジラだけでも3体が展示されていたわけですが、それぞれ結構大きさが違うものなんですね。あの中に入ってアクションしなくてはいけないのですから、本当に頭が下がりますです。
展示エリアは5階〜4階と続き、再入場不可の扉を通ったらグッズエリア。そちらに同時開催の開田先生原画展のエリアがあります。そして見逃してはいけないのが3階です。
三池監督がワークショップで子供達と作ったミニチュアセットが飾ってあるのです。これもなかなかの出来映えですよ。
ゴジラ展で2時間、グッズエリアと開田先生展で1時間、タップリと楽しんでしまいました。東京で開催されてもおかしくない内容の展覧会、これが宮崎で見られるなんて…!
まぁ東京の方が行きやすくはあるのですが、お客さんの数がとんでもない事になっちゃうでしょうからねぇ…。それでも子供達の姿も一杯いて、地方の美術展にしてはかなりの賑わいだったと思います。
会期はあと1週間。行けるチャンスのある方は是非是非!
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さてさて、最後に立体写真です。5種類あります。雰囲気が伝わりますかね?
【平行法】
〜・〜・〜
【交差法】
〜・〜・〜
【赤青アナグリフ】
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