2013/07/14

宇宙戦艦ヤマト2199 漫画の世界@新潟市マンガの家 & 宇宙戦艦ヤマト2199展@新潟市マンガ・アニメ情報館


昨夜、東京から新潟に移動しました。今回の旅のメインイベントの一つ、「宇宙戦艦ヤマト2199」関連の展覧会を観るためです。

まず朝イチで向かったのは新潟市マンガの家。こちらではヤマト2199コミカライズ版の展覧会を行っていました。

しかし建物に入って1階、まず目に入ったのは…、

立体奇面フラッシュ

立体の奇面フラッシュや…、

立体抜作先生

立体の抜作先生や…、

立体クックロビン

立体のパタリロのクックロビン音頭でした…。なんて恐ろしい場所なんでしょう。

「宇宙戦艦ヤマト2199 漫画の世界」、美しかった!

気を取り直して、お目当ての2階「宇宙戦艦ヤマト2199 漫画の世界」に向かいます。

こちらはむらかわみちお先生の漫画版ヤマト2199のネーム、鉛筆原稿、完成原稿、カラー原画、アニメーション版で携わられたモニタ設定等が展示されています。

まず何がスゴイってネームが小さい!むらかわ先生は全体のバランスを見渡せる様にとネームをサムネイル一覧のような感じで小さな枠に描かれるという事なのですが、その小さいネームでも実に細かい!そして全体を俯瞰してみられるので、お話の設計図として見てもとても面白いものになっています。

次は鉛筆原稿と完成原稿を並べての展示です。現在は第三巻の原稿が展示されているのですが、驚いたのは鉛筆原稿の段階での線の表情の豊かさと書き込みの細かさ。先ほどのネームを拡大して鉛筆でトレースして鉛筆原稿を作成、それをスキャニングして清書しデジタル的にスクリーントーンやグレーを入れて完成させるそうなのですが、スクリーントーンやグレー等で潰れてしまう細かな書き込みが鉛筆原稿ではハッキリと見えるんです。そして各キャラの表情を出す線。鉛筆ならではの柔らかい線が豊かな表情を生み出しています。完成原稿は完成原稿で素晴らしいモノなのですが、鉛筆原稿はそれとはまた違った素晴らしさがありました。

カラー原画はコミックスのカラー原稿やキャラ絵だけではなくヤマト等のメカもありましたし、玉盛順一朗先生の描く表紙絵の展示もありました。アニメのカチッとした線ではなく、手描きの線で描かれたメカもまた味のあるモノです。

そして最後はアニメのモニタ設定画なのですが、細かい&マニアックで私には何が何やら。^^;) 設定資料集に載ってたらじっくり読み込む事ができるんですけどねぇ。時間のある時に改めてゆっくりと観たいモノです。

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1時間近く堪能した後、向かったのは「新潟市マンガ・アニメ情報館」。こちらは「宇宙戦艦ヤマト2199展」、アニメの方の展示会です。

「宇宙戦艦ヤマト2199展」、素晴らしかった!

会場に入ってまず展示されているのはこれまでの劇場公開時のポスターや…、

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各模型誌に掲載されてきたジオラマの展示です。こんなにリアルに作り込めるもんなんですね…。ここまでは写真撮影OKエリア。

ここから先は撮影NGエリア。最初に展示されているのはオープニングの絵コンテ。庵野秀明氏が切ったという絵コンテ、用紙に「カラー」と書いてありました。^^;) やっぱりあのOPは燃えますよねぇ。

加藤直之氏のライブペインティングのヤマトもこちらに掲示されていました。5メートルの巨大キャンバスに描かれたヤマトは圧巻の一言。これを実演で書いたと言うんだから、ぜひ見てみたかったモノです。

続いてキャラの設定画が、旧キャラのリメイクから新キャラまでズラッと並びます。プラモを挟んで、今度は地球・ガミラス双方の戦艦系の設定画。こちらも細かいところまで考えられているんですねぇ。

私がツボだったのは、アニメの映像が出来上がるまでの行程を見せる映像。背景画から線画、色塗り、各種エフェクトと少しずつ工程を積み重ねていって映像が出来上がっていくのが分かるのですが、これほどたくさんの工程がかかっているのかととても驚きました。

草彅琢仁氏の描かれた、「観測員9号の心」とデスラーの執務室の天井画も展示されていました。「観測員9号の心」は完全版を絵本として出版しませんかねぇ〜。ウチのオクサマは「絶対買う!」と言っています。天井画の方は家の壁に飾っておきたいです。せめてポストカードで良いから発売を…!

ヤマト2199の楽曲に関する展示もありました。故・宮川泰氏が作った曲を子である宮川彬良氏が引き継いで新たな楽曲を紡ぎ出していく。すばらしい事です。耳コピ楽譜の複製の展示なんかもありましたし、ヤマト音楽団大式典2012の映像(ズンチャヤマトの!)も流していました。この映像はソフト化されんもんですかねぇ。

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そして最後は写真撮影OKな加藤氏のライブペインティングのヤマト(最初に展示されていたモノですね)の展示に、トレース画や塗り絵の体験コーナーでした。森雪のトレース画にチャレンジしましたが、全然上手くいきませんでした。(T_T) 受付に行ったらノベルティとしてシールが貰えましたよ。

そんなこんなでアニメ版の展覧会でしたが、、ヤマトのリメイクにあたってのスタッフの熱意が伝わってくる展覧会でした。

両展覧会とも巡回しないんですかねぇ。何だか新潟だけではもったいないなぁ。

そうそう、廻る順番を間違えてはいけませんよ!廻るならばまず情報館から、そしてマンガの家に行って下さい。情報館の半券をマンガの家で見せるとヤマト2199の特製ポストカードが貰えるのです。それに気付かずマンガの家から廻ってしまい、悔しい思いをしましたので…。orz 皆さんはご注意をば!

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今度は昼ご飯をお店で食べる余裕がなくなりまたまた駅弁。さけとにしんの親子わっぱ、こしひかり越後ビール。

そして新潟駅から新幹線で東京に戻ります。新潟には14時間半いた計算になるのですが、そのうち半分は睡眠時間なんですよねぇ。またいつかゆっくりと来たいものです。

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