2013/07/14

手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから@東京都現代美術館

新潟から再び東京へ。ホテルにチェックインしてから2つ目の追加イベント、東京都現代美術館に向かいます。途中、夕立ちに見舞われてコンビニで傘を買ったりして足止めを食いながらも、閉館約1時間半前の16時20分頃に到着しました。目的のイベントはコチラ。

マンガのちから展、でした。

特別展「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」です。NHKもBSプレミアムや地上波・総合で特番を組んで盛り上げていますね。ANIMAXでもちょうどアニメの歴史番組を包装していて、この前がちょうどトキワ荘のお話でした。

展示会はまず手塚先生と石ノ森先生のマンガの描き初めから始まります。お二人の子供時代のマンガや雑誌等だけでなく、今回の展覧会で初めて展示される子供の頃のマンガなんかも展示されています。

トキワ荘。

会場内に再現されたトキワ荘の中に入っていくと、お二人の部屋の再現なんかもありつつ、トキワ荘のメンバーの紹介や皆で切磋琢磨していく中でどの様な作品が生み出されていったか、アニメ化や実写特撮化された作品はその映像も交えながら観る事ができます。

アトムとジョー。

ちなみに音声ガイドはアトムと島村ジョー。実は展覧会の半分くらいまでしか音声ガイドはありません。これにはちゃんとわけがありまして。

展覧会の後半の前半は「音」「あきらめない」「女性観」「科学」「死」等、様々なテーマに関するお二人の作品の原稿を並べて展示しています。作品に集中したいので、音声ガイドはない方が良いわけですね。展覧会の後にオクサマと話したのですが、手塚先生は何だかんだ言ってやっぱり真っ直ぐなのに対し、石ノ森先生はちょっとスレているというか斜に構えているという感じがします。

そして後半の後半は両先生へのオマージュの展示。様々なクリエイターの方々が両先生に向けて作品を描かれています。天神英貴先生のゼロゼロサイボーグのスーツを来たアトムのイラストはとてもキレイでポストカード化希望です。和月先生の佐武と市の筆画風は筋肉がカッコイイ!永井豪先生のイラストは、両先生と永井先生がそれぞれの作品のキャラと一緒にいてとても楽しそうです。

手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから展。面白かった。

展覧会のボリュームが分からなかったのでちょっと駆け足で廻ったのですが、1時間30分でもそれなりにしっかり観る事ができました。2時間の余裕があればもっとじっくりと観る事ができたんですが、まぁ仕方ないですね。手塚・石ノ森両先生の足跡を追う事ができる、なかなか楽しい展覧会でした。

サファイアとフランソワーズ。

しかしちょっと頂けなかったのが図録。オマージュ作品の収録に間に合わなかったものがあるとの事で、増補版が8月中旬から発売との事なのです。〆切等々の問題だろうから仕方ないのかもしれませんが、これじゃあ図録は売れないんじゃあ?

売店にはチケットを買わないと入れず、どうしても増補版が欲しいなら8月中旬にネット通販で購入して欲しいと言われた一方で、実は入場前のロビーエリアでも図録は売っているので(売店の方は上でも売っている事を知らないのかな?)、とりあえず美術館に来る事さえできれば図録だけの購入はできそうです。ネット通販ページを見たけど購入方法が面倒くさそうだし、8月下旬にまた東京に来る用事があるのでその時に買いに来ようかなぁ…?

まぁ図録の件はともかく、展覧会自体はとても良かったです。残すは明日のメインイベント・その2です。

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