長崎には九州最後の炭鉱の島「池島」というところがありまして、過去に大学研究室とプライベートで計2回ほど炭鉱見学に行った事がございます。そんな池島を舞台にした映画「池島譚歌」が長崎で先行ロードショーされているとの事で、ユナイテッドシネマ長崎まで行って参りました。以下、極力ネタバレなしでいきますが、ちょこっとだけネタバレも混じりますので御容赦を。
本当はもっと早くに観に来たかったのですがどうしてもタイミングが合わず、21日に上映終了予定との事で諦めていたのですが、まさかの上映延長で何とか観に来る事ができました。そんなわけで現在1日1回上映なのですが入場者数は結構いましたよ。
さて感想ですが、池島の雰囲気を十二分に感じる事のできるファンタジー映画でした。劇中の風景は実際に観た事のある池島の風景ばかりで、見学の時の事が思い出されました。
ストーリーはファンタジー要素を含んだ、少年少女達の夏休みの冒険…といったところです。途中ちょっと登場人物に不快感を感じたりはしたのですが、最終的に池島の住人の皆さんに悪人はいないという事が分かりますので御安心を。ところどころ「おや?」とか「これどうするの?」というシーンもありますが、ファンタジーなんだから気にしない、気にしない!
メディアで話題になっていた?ラストシーンの水辺の森公園、ギネス記録の1kmワンカットレール撮影ですが、レールが見えているというかむしろ見せているのが清々しいです。レールをカメラが走るゴロゴロ音も聞こえたりしますし。しっかし、対岸に弊社がチラチラ見えるのが微妙に気になったりして…。^^;)
…すみません、何だかマイナスコメントっぽい文章になってしまいましたが、オススメできる映画ですよ。現在も人が住んでいる炭鉱島の雰囲気を感じて頂いて、よろしければ実際に池島に行ってみて頂ければとても嬉しいです。
追伸
そうそう、車に酔いやすい人は酔い止めを飲んでいきましょう。途中、手振れのするシーンやカメラワークの激しいシーンがありまして、私は気分が悪くなってしまいました。この点は明らかに減点ポイントなんですよね…う〜む。orz
追伸2
そういえば炭鉱が稼働していた時代の写真は作中に出てくるのですが、実際に採掘しているところの映像は出てこなかったですね。どんな風に掘るものなのか、私が1回目に見学した時の映像を貼っておきます。大学の研究室の関係で見学に行った時のものなので、現在の一般見学では観られないものもあるかもしれません。
まずはトロッコで構内に降りていくところ。
ロードヘッダで実際の構内の岩盤を掘っていくところです。これは発塵がハンパではないので、一般の見学では見られないかもしれませんね。
発破(ダイナマイト)を埋め込むアナをドリルで開けるところです。見学では実際に開けるわけではありませんが、ドリルは動かします。
地上に出まして、岩盤を削っていくドラムカッターです。発塵と発熱を抑えるための散水で虹が見えますね。これも一般の見学では観る事ができるのかなぁ?
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