ハガキでの事前申込制との事でダメ元で申し込んでみたところ、椅子席100名は外れてしまいましたが立ち見席100名に何とか引っかかる事ができました。ちなみにそれに外れた場合は遠隔ビデオ視聴90名というチャンスがありました。
とりあえずラッキーにも記念講演へ参加できる事になりましたので、だったらついでに同時期に開催している熊本県立美術館「エヴァンゲリオン展」にも行ってみようと思い立ちました。こちらも北九州でじっくり観ているのですが、くまモンと初号機のコラボを見てみようかと思いまして…。^^;)
というわけでこれがくまモンとエヴァ初号機のコラボです。「くまンゲリモン」とでも呼ぶのでしょうか?何とも言えない感じですね…。^^;)
展示内容自体は概ね北九州と同じ感じ。ちなみにアヤナミレイ(仮称)がシリンダー内に浮いている等身大フィギュアは撮影禁止エリアでの展示でした。
展示会場の最後、再入場不可のゲートをくぐった先には撮影可能エリアがありまして、アスカ・綾波・エヴァ初号機の大きなフィギュア、先ほどのくまンゲリモンの立て看板、そして…、
阿蘇の名所とエヴァの人物やエヴァ各機がコラボした写真が飾ってあります。こちらはポストカードにもなっていますよ。
撮影可能エリアの先が物販エリア。撮影エリアと物販エリアはチケットがなくても入れます。
グッズ売り場で売っていた、「いきなり初号機団子」とどら焼きをウッカリ買ってしまいました。いきなり団子は紫芋を使っていて、見事な初号機色でした。どら焼きはネルフマークの焼き印が入っていましたよ。
熊本でのエヴァ展は明日4月12日までですので、興味のある方は是非是非!
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エヴァ展を一通り楽しんだ後、グッズやらを整理してさて館を出ようと出口に向かう階段を登ろうとしたところ、スタッフと一緒に登っていく男性らの一群が。あれ、何か見覚えがある様な…。胸騒ぎを覚え、私も館を出ようとしていたところですので必然的に後ろを付いていく形になりまして。階段を登り切ってその一群の様子をしっかり確認し、胸騒ぎが確信に変わりました。
庵野監督だ!
声を掛けて良いものかどうか逡巡しましたが、勇気を出して美術館を出たところで声を掛け、本日の講演会を楽しみにしている事をお伝えする事ができました。
あまりに唐突に出会ってしまったため頭が真っ白になってしまい、握手のお願いをしていいものかどうか?サインをお願いしたら失礼にならないか?と考えがまとまらず、そこまでお願いする勇気は出ませんでした。でもいいんです、ほんの少しだけですが庵野監督とお話しする事ができたのですから…!
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衝撃の出来事に呆然としながらとりあえず現代美術館の方に向かいつつ、途中で熊本ラーメンを食べ、11時半頃に現代美術館に入りました。
講演会場への入場は13時から。まずは展覧会を楽しむ事に。まずは入口そばのロッカー(無料)にカバンを入れて…とゴソゴソしていたら、何と真後ろを庵野監督が通っているではないですか!?本日2回目の最接近…意識が飛びそうです…。
まぁ気を取り直して入場。本日は3回目ですし、6月の4回目にじっくり観る事にしているので、今回は全体の様子をザックリ観つつ、自分の好きなものをじっくり観るというスタイルで観ました。しっかし本当にボリューム満タンですよねぇ〜。
で13時近くになったので講演会場に向かい、いの一番で入場。立ち見席最前列中央をゲット。その後にやってきたKKTのTVカメラが私の立ち位置のすぐ横に設置されましたので、あそこはグッドなポジションだったんでしょうねぇ。よかったよかった。
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そして14時になり、司会進行の学芸員の方の呼び込みでお三方が入場。樋口副館長曰く「面接試験の様な」硬い雰囲気^^;で講演が始まりました。
前半の1時間は司会の方が用意していた質問にお三方が答え、して後半30分は聴講者からの質問にお三方が答えるという段取り。
前半で印象深かったお話をいくつか挙げますと、まずは会場内のパネルでも樋口副館長が書いていますが「自分達の世代が特撮にCGを持ち込んだ事で旧来の特撮の技術に止めを刺してしまった」というお話。それとは別のタイミングで三池さんが「本当にスゴい特撮は、特撮である事を感じさせない。特撮だからチャチいという人がいるが、そういう人こそそういう事を知って欲しい」というお話しをされていて、樋口副館長のお話とリンクしました。
それから一番最初の質問、10歳の聴講者に対して自分の仕事を説明して欲しいという質問に対する庵野館長の回答。「監督という仕事は突き詰めれば、他の人が持ってきた仕事に対して“OK”か“もう一度”を言うだけ。ボキャブラリーはそれだけでいい。だけど“OK”と言ったからには責任を負わなければならない。」という言葉に、管理職としての心構えを見た様な気がします。
特撮美術館に関する樋口副館長のお話も面白かったです。東京展の際、開催1週間前に呼ばれて美術館に行ったら、文化祭の様な雰囲気で妙に楽しくなり、用もないのにずっと居て、頼まれてもないのにリーフレットを書いたり(会場内に置かれている別刷りのアレです)してしまったとの事。巨神兵のメイキングも実に楽しそうにしていましたし、この「文化祭の準備」の感覚っていいですねぇ。
樋口副館長が今回の会場を一通り廻った際に巨神兵の映像を観て「今の自分ならこうは作らない」と話したというエピソードのお話がありました。それは煙の表現で、2012年の時点では単純に重ね合わせ処理をしていたのだけど、本当は煙が重なっているところはボヤケたりしていないとおかしいはず。現在製作中の実写版「進撃の巨人」ではそこまで表現しているとの事で、3年の間でも技術は進歩しているというお話でした。どんな事になっているんでしょうねぇ?夏公開ですが、今から楽しみです。
ちなみに2016年公開予定のゴジラについては、やはり当方から口止めされているとの事で、具体的なお話はありませんでした。まぁそりゃそうですよねぇ。
後半の質問コーナー、幸運にもジャンケンに勝つ事ができましたので、質問ではなくお願いをしてしまいました。お願いの内容は「巨神兵のメイキング映像をソフト化して欲しい」。しかし庵野監督からは「非常に難しい」と残念なお答えが。色々難しい諸問題があるそうです。しかし数年したらひょっとしたら(ソフト化の)可能性がゼロではない、というかすかな希望のお話しもありましたので、そのゼロではない可能性に期待したいと思います。あのメイキング映像だけでごはん3杯はいけますもんねぇ。
三池さんからは「あの映像は東京展では通路の壁についでの様に投影していたのだが、あまりに好評でそこに人がたまって通路をせき止めてしまった。なので次の巡回展からはメイキング用の上映部屋が設定される様になった」というお話しと共に、「あの映像は皆さんにお見せするものなので、皆で楽しそうにしているところだけを編集してまとめているが、それ以外のところでは色々な事がありまして」というお話や、樋口副館長からは「あの映像(メイキング)は自分のイヤなところが出ているのでキライ、完成した映像を通してみていない」というお話もありました。もちろんそういう事があるのも含めて「文化祭」的なんですけどね。
とにもかくにも、お三方の濃ゆいトークが聴けて、とても充実した1時間半でした。
お三方はすぐに退場されたので、ボチボチ帰ろうかなぁと思いつつもSHOT NOTEに書いた講演メモを取り込んだりしていたら、三池さんだけ帰ってきて前の方で関係者らしき人達とお話をしているではありませんか!またまた勇気を出してサインをお願いしたところ、快諾頂けてサインを頂く事ができました!宮崎でのゴジラ展を楽しみにしている事もお伝えできたし、良かった良かった!
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…という事で、実に充実した熊本での一日でございました。ほんの少しですが庵野監督とお話しできた事は、2015年の良かった出来事ベスト10に確実にランクインしますね!
さてさて、最後に各展覧会で撮影した立体写真とTHETAパノラマをアップしたいと思います。まずはエヴァ展、初号機のフィギュアです。
【平行法】
【交差法】
【赤青アナグリフ】
お次は特撮博物館、ミニチュアセットの会場に展示されていた、変身して飛び出すウルトラマンです。飛び出し感を出すために元々フィギュアに大げさなパースがついていますので、立体感がハンパではなくなっています(ちなみに頭部が画面自体と同じ奥行きになる様に調整しています)。しかし撮影時に調整を失敗してしまい、見づらい立体写真になってしまいました…。orz
【平行法】
【交差法】
【赤青アナグリフ】
最後はミニチュアセット内でのTHETAパノラマ画像。三脚使用禁止ですので、しゃがみこんで頭の上にTHETAを掲げて撮影しました。頭頂部は気にしないで…。(T_T)
特撮博物館のミニチュアセットでTHETA #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
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