三ヶ所目となるのは有田・佐賀県立九州陶磁文化館。コチラで展示されている作品は3つ。部屋が2つあり、手前の部屋に2つの作品が並べて展示されています。
まずは「生命は生命の力で生きている」。
画面に墨で線が引かれたと思ったらそれが幹となり枝が生え雪が積もりつぼみを付け花が咲き小鳥が飛んできて葉を付け…とあれよあれよと変化を遂げていきます。日本画の様な画風が素晴らしいです。
そしてこれと対になると思われるのが次の「冷たい生命」。
先ほどの「生命は生命の力で生きている」の表面を剥いで、ワイヤーフレームの3Dモデルで見せる作品です。先ほどとはまた違った幻想的な美しさで引き込まれてしまいます。
隣の部屋にあるのは大物の作品、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」。まずはTHETAで御覧下さい。
世界はこんなにもやさしく、うつくしい @ チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展:佐賀県立九州陶磁文化館 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
部屋の3面にプロジェクタで映像が映し出されています。漢字が降ってきまして、これに自分の影で触る様にしますと…、
世界はこんなにもやさしく、うつくしい @ チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展:佐賀県立九州陶磁文化館 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
その漢字に対応したモノが映像内で実体化するのです。
漢字の種類は一杯ありますし、かなり大がかりに実体化しますのでとても楽しく、大人も夢中になって触ってしまいます。それに実体化は触ったタイミングで起こりますから、複数の漢字を触れば全てが合成されて一枚の絵になりますので、同じ映像は二度と見られないわけですね。
ちなみにコチラの佐賀県立九州陶磁文化館。トイレがスゴイ事になっておりまして。
なんと有田焼でできているのです。受付の左手にありますのでお越しの際は是非どうぞ。閑話休題。
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最後の四ヶ所目は有田から車で30分。佐賀市〜呼子に比べれば近い近い。到着したのは武雄・佐賀県立宇宙科学館。こちらでは一部屋に2つ展示されています。こんな感じ。
まずは手前の「メディアブロックチェア」から。
このブロック、凸の面と凹の面がありまして、例えば手前上段の黄緑色のブロックを別のところにはめ込みますと…、
下にあった紫色のブロックの色が変わったのが分かりますか?こんな感じでくっついたブロックと干渉し合って色が変わっていくのです。面白いですね。
そして奥にあるのが本展覧会最後の10作品目。「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」です。
先ほどの「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」の様に、象形文字が降ってきましてそれに触れると実体化するのです。
まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり @ チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展:佐賀県立宇宙科学館 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
かなり派手派手に変化しますので大変楽しく、お子様達も大興奮です。
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これで全四ヶ所をコンプリートしたのですが、ここからエキストララウンドです。車で5分、武雄市図書館へ向かいます。
こちらでは特別展示として「図書館で踊る人」が展示されています。館内は写真撮影禁止ですので写真はありませんが、館内の各所にあり案内を表示しているデジタルサイネージに時々、農民やら武士やら蛙やらが踊る様が表示されるというものです。いつ表示されるか分からないので館内を適当にブラブラして見回りました。ヌメヌメ踊る様がとてもヌメヌメでした。
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というわけでコンプリートです。写真左下は四ヶ所をコンプリートすると貰えるホログラムシール。全三種(象・孔雀・虎)があるのですが、オクサマと二人で廻りましたので貰えるのは二種類。オクサマは象、私は孔雀を頂きました。
いつまで見ていても飽きない作品やインタラクティブで楽しい作品と、どれもとても面白い作品でとても楽しかったです。また3Dモデルでこれらの作品が作られているというのにもとても驚きました。
全場所廻って気付きましたが、展示する作品は会場に合わせているんですね。佐賀県立美術館は一番行きやすい場所なので一般受けしやすいモノ、佐賀県立名護屋城博物館は歴史物っぽいモノ、佐賀県立九州陶磁文化館はワビサビっぽいモノ、佐賀県立宇宙科学館は場所柄子供が一杯来るのでお子様が楽しめるモノ…という感じかな?
全部を1日で見て回るのはなかなか大変ですが、やってやれない事はありません。どこかに開館時刻に到着していれば何とか1日で廻れるハズです。会期終了が迫っていますが、是非全部見て欲しいです。
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