本日から学会で名古屋に入っています。そして上映前から何かと話題になっている「そして父になる」の先行上映が先日開始になっております。長崎で前売り券を購入しており、先行上映期間中には特別映像として「カンヌ1日密着ショートムービー」が上映されるとの事で、長崎にいる間に観に行きたかったのですが、講話の準備だったり何だったりで全く時間が取れず…。そうしたら名古屋に入った今夜の最終上映回は観に行ける事が判明したため、本日観に行って参りました。以下、一応正式上映前ではあるので極力ネタバレなしで行きます。
さて感想ですが、とても良かったと思います。
テーマがテーマですので注目はどうしても「これまで育ててきた生物学的な他人を選ぶのか、それとも他人が育てた生物学的な子供を選ぶのか」(GENEを選ぶのかMEMEを選ぶのか)というところに集まるのですが、そこだけに留まらず、父とは何か・母とは何か・親とは何か・子供とは何か・家族とは何か、色々考えさせてくれる映画でした。
福山さん演ずるエリート街道まっしぐらだけど妙に冷めている野々宮良多とリリーさん演ずるがさつで意地汚いけど人なつっこくて人間味のある斎木雄大の対比、それぞれの妻の対比、子供達の対比、そして2つの家族のあり方の対比が、これからこの2つの家族はどの様な選択をしてどの様に変わっていくか、映画の結末に向けて不安を否応なくかき立てていきます。
途中結構心配になるシーンがチョイチョイあったりするのですが、エンディングはちゃんとハッピーエンドですので安心してご覧下さい。
長崎での前売券がありますので、もう一回観に行きたいと思います。
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