2012/02/18

長崎アップルユーザグループ出展作品@AUGM大分2012「九州沖縄ユーザーグループショートムービーフェスティバル2012」

本日のAUGM大分2012で開催された「九州沖縄ユーザーグループショートムービーフェスティバル2012」に出展した、長崎アップルユーザグループの作品を御覧下さい!


まずは通常版から。




そして今回の目玉がコチラ。3D版!赤青メガネでどうぞ!!



いかがでしょう?3Dに見えましたか?


ちなみにコチラがYouTubeサーバ側で3D変換をするものです。Winの3D対応PCならフルカラー3Dでご覧になれると思います。



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今回は2010年のムービーから2年振りに私めがメインで作成いたしました。では解説をば。

今回のコンセプトは「3D!」です。で3Dを活かせる内容は何かな…と考えて、「エセくさいハリウッド映画みたいな予告編」を作る事にしました。

作成の流れは、脚本を作成→BGMを編集(各シーンの尺の長さを把握するため)→撮影→映像を編集、となっております。

メインの撮影機材はBloggie 3D(MHS-FS3)、エンディング映像はiPhone4SとKenjiさんのコンデジです。そういえば三洋のICレコーダーも使いましたね。Bloggie 3Dは近くにピントが合わないから苦労しました…。ブツに寄った映像がボケているのはBloggieの仕様です。orz

BGMは予告編っぽいBGMを探してこちらにたどり着きました。日本ファルコム「SORCERIAN SUPER ARRANGE VERSION」から「キング・ドラゴン」「エンディングI」です。「ファルコム音楽フリー宣言」、2年前に引き続き本当にお世話になっております!

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BGM編集と映像編集はすべてFinal Cut Pro 7で行いました。

まずは普通に映像をトリミングして並べます。そして普通に画面の中央にテロップを打ちます。

ここからが3D化の作業です。テロップは横50%変形で縦長にし、左右の映像の中央にそれぞれ配置します。そして片方(今回は右眼側)の文字を少し横にズラすと、手前に出てきたり奥に引っ込んだりするのです。NAUGのロゴやエンディングも同じ理屈です。この調整は裸眼立体視(平行法)で行っています。

ちなみに画面より手前に飛び出しすぎると非常に見にくくなりますので、テロップの飛び出し具合は違和感のない程度に抑えています。具体的には、テロップが3Dカメラで撮影したオブジェクトに埋もれると違和感の原因になるので、カメラ映像の少し手前になる様に調整しています。

そして赤青アナグリフ変換です。映像を200%に延ばせば縦横比は正しくなりますので、それを左右にずらして右眼用・左眼用の映像を作ります。そしてチャンネル合成機能で左眼用映像を赤のみ、右眼用映像を緑・青のみに設定して加算合成すればアナグリフ動画の出来上がりです。

とまぁこういう事で、編集はすべてFinal Cut Pro 7で完結するのです。「3D」という先進的な響きとは反対の、ぶっちゃけ地道な手打ち作業で実にアナログで力技です。

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…ザックリ書きましたが、これ、スクリーンショットなしで文字だけだとワケが分かりませんね。orz

3D化も赤青アナグリフも、やってみたら分かりますし、やってみないと分かりません。静止画ならPhotoshop等でも同じ様にできますので試してみて下さい。

しかしこれからの時代に赤青アナグリフを作成する技術が素人に必要なのかと言われると、大いに疑問があるわけですが。orz

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フェスの結果ですが、「ぺんてる賞」を頂きました!会場の皆さんにもちゃんと3Dに見えた様なので一安心です。

そして「ぺんてる賞」の賞品として「airpenPocket」のEvernoteカラー版を頂けたみたいです。ちなみにプレゼン時のオフレコの製品って何だったんでしょう?

しかし大賞は無理だったか…。「赤青3D」という技術面のインパクトには自信があったのですが、脚本、ストーリー的な面白さの方はどうしても限界がありますね…。

正直、悔しくないと言えば嘘になりますが、最優秀賞の北九州のは本当に面白かったですもんね。北九州の最優秀賞は納得です。おめでとうございます!以前北九州に住んでいた者として、何だか誇らしいです。

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追伸
2010年に出展したムービーはこちらです。コンセプトは「音楽のプロモーションビデオ風」です。曲と映像の動きをテンポよく合わせる事に注力しました。今観るとやっぱり恥ずかしいなぁ。

BGMは「Ys -THE OATH IN FELGHANA- SUPER ARRANGE VERSION」より「バレスタイン城 ~demo version~」です。「ファルコム音楽フリー宣言」、本当にあざっす!



  

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