2013/11/22

スタジオジブリ・レイアウト展@福岡アジア美術館&映画「夢と狂気の王国」&機動先生ガンダムUC展@福岡パルコファクトリー、ハシゴしました

本日は朝から福岡・天神に行ってきました。イベントをハシゴしてきたのですが、ちょっと強行軍が過ぎたかもです。

まず向かったのは福岡アジア美術館。開催されているのはコチラです。

スタジオジブリ・レイアウト展、大ボリュウム。一回りするのに2時間半かかった…。

スタジオジブリ・レイアウト展」の福岡巡回展です。

「レイアウト(画面構成)」とはおおざっぱな画に動きの指示が書かれているもので、アニメを作るための設計図とも言えるものです。「風の谷のナウシカ」から「風立ちぬ」までだけでなく、高畑勲・宮崎駿両氏が考案した、この「レイアウトシステム」が初めて使われたという「アルプスの少女ハイジ」から「じゃりン子チエ」「ルパン三世 カリオストロの城」といった古い作品のレイアウトも展示されていました。

作品によっては現存しているものが少ないものもあるそうで、「魔女の宅急便」や「カリオストロの城」は少ししか展示されていませんでした。しかし基本的には本当に膨大な量が展示されており、「千と千尋の神隠し」に至っては1つの区画の四方の壁、そこに全面に隙間なく並べて展示されており、その量に圧倒されてしまいました。

レイアウトを観る際に感じたのは、原画等と違って2つの視点からの楽しみ方があるなぁと。1つは絵のタッチ等、レイアウトを描いたアニメーターの絵柄の個性。中には宮崎駿監督自ら描いたレイアウトも展示されておりました。もう1つは指示された内容からどんな動きが作られるかを想像する事。レイアウトには様々な指示が書かれており、一つのカットを作り上げるにはこれだけの緻密な指示が必要なんだなぁと感心しました。

ところどころに「男鹿和雄展」や「山本二三展」で観た背景画のレイアウトもあり、これがあの背景画に繋がるんだなぁと思えてまた一段と面白くなりました。

本当にボリューム満点の内容で、一通り観終わるのに2時間半もかかりました。本当に面白かったので、これは絶対に行かないと後悔しますよ!

販売されている図録は福岡展ver.になっており、ページ数は何と442ページ。ズッシリと重いです。

そして会場を出た喫茶コーナーのそばにあったのが…、

マジパン製のジブリ世界

マジパンで製作された、ジブリ作品の世界のジオラマです。中村調理製菓専門学校の生徒さん達が作ったらしいです。本当によくこれだけのものが作れますねぇ〜感心します。

〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、昼食を食べたらTOHOシネマズ天神本館に向かいます。次はコチラ。



映画「夢と狂気の王国」です。

砂田麻美監督が2012年から2013年の約1年間、宮崎駿監督が「風立ちぬ」を製作している最中から完成し引退宣言の記者会見まで、その期間の宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサー、高畑勲監督やその他のスタジオジブリの皆さんに密着したドキュメンタリーです。

キツイキツイと言いながら製作に没頭する宮崎駿監督の姿を見ると、本当にアニメを作る事が好きなんだなぁという事と、没頭できるものがあるのは素敵な事だなぁと感じました。

スタジオジブリの「夢」の部分だけでなく、宮崎吾朗監督の苦悩する姿や、ちょっとネタバレになっちゃいますが「かぐや姫の物語」の若いプロデューサーの高畑監督に対して「高畑監督のスケジュール管理に関しては絶対に信用できない」とコメントする時の悟りを開いた様な表情等といったところも盛り込まれているのも良かったです。

過去のジブリや宮崎・高畑・鈴木三氏の映像等も興味深かったですし、ジブリ作品が好きな方にはオススメだと思いますよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜
そして最後に福岡パルコに向かいます。8階のパルコファクトリーで開催されているのがコチラ。

ガンダムUC展、なかなか面白かった

機動戦士ガンダムUC展 〜Road to episode 7〜 in 福岡」です。

展示内容としてはガンダムUCの世界を紹介するもので、初代からの簡単な時系列年表やガンダムUC内での移動経路、インダストリアル7やパラオ等の構造設定、各キャラの名場面集パネルや設定画、ガンダムUCシリーズのガンプラ、ep1〜ep6までの原画等がありました。ボリュームとしてはそれほどでもありませんが気軽に観られますし、最後の原画ゾーン以外は写真撮影可能とあって、なかなか楽しむ事ができました。

フル・フロンタルのマスク

フル・フロンタルのマスクも展示されていましたよ。^^;)

先日、最終章であるepisode 7が来年5月17日からイベント上映開始されると発表されましたが、そちらのティザーイラストやep1〜ep6の総集編+ep7予告映像も展示されていましたよ。ep7への期待がいやがおうにも高まってくる展示会でした。

〜〜〜〜〜〜〜〜
…というわけで、展示会2つに映画1本、うちジブリ関連が2つという強行軍でした。さすがにインプットする情報量が多くて頭痛がしてきましたが、それぞれが実に大満足な内容でした。全てのイベントに共通しているのが「作品が出来上がっていくまでの過程を見る面白さ」です。地道で緻密な作業の積み重ねが素晴らしい作品に組み上がっていくんですね。

北九州では「エヴァンゲリオン展」もやっていますし、どれも見逃せませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿