2013/05/01

超・大河原邦男展@兵庫県立美術館

昨日より兵庫入りして手塚治虫記念館鉄人28号モニュメントと廻りました。本日はいよいよ今回の旅行のメインディッシュ、兵庫県立美術館に向かいます。

朝イチで兵庫県立美術館に行きました。

朝イチで兵庫県立美術館へ。目的は超・大河原邦男展です。

シャア専用オーリス。

北口のあたりにトヨタとジオニック社のコラボ製品、シャア専用オーリスが展示されていました。赤いですねぇ。

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写真だと分かりづらいのですが、ちゃんとツノが付いているのが分かりますか?^^;)

さて、先に進みましょう。

入口に近づくと否が応でも昂ぶってきます。

こんな看板がお出迎えです。四面の看板はこんな感じ。

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リアル系だけではなくコミカル系の展示もあるわけですね。

10時まではチケット売場まで行けませんので、係員の方に従って待機。10時になったらチケット売場に向かいます。展覧会専用デザインのチケットは終了してしまった様です、残念。

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チケット売場の真向かいの階段から3Fの会場に向かうのですが、階段下のスペースにはこんな看板が。気になるのはこの手。

チケット売場の前にはガンダムの1/1手が。

ガンダムの1/1サイズの手ですね。角度を変えて見てみましょう。

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良い感じですねぇ。ついでに立体写真もアップしましょうか。

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【平行法】

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【交差法】

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【赤青アナグリフ】

おおっと、まだ会場にも入ってないんですよね。いい加減に先に進みましょう。さて、階段を登りますと…、

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壁にシャア専用ザクIIの絵が。カッコイイですねぇ。

超・大河原邦男展、実に大満足でした。

そして会場へ至る入口には大河原先生がドデーンとおられます。会場内は写真撮影禁止なのでここからは文章オンリーになります。

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会場に入る前に忘れてはいけない事があります。それは音声ガイドをレンタルする事です。なんとあの銀河万丈さんと伊藤静さんが解説ナレーションを担当されているのです。お二人の掛け合いもとても楽しく、展覧会の楽しさが倍増しますよ!大河原先生のインタビュー音声もありますし、レンタル必須です!!!

この展覧会は大きく7つの章に分かれています。公式HPから引用しますとこんな感じです。

1章:「メカニカルデザイナー」誕生
2章:ロボットアニメの黄金時代 メカニカルデザイナーとしての成長と躍進
3章:兵器としてのロボット 大河原デザインのひとつの到達点
4章:カワイイ、メカ もうひとりの大河原邦男
5章:リアリズムの拡張 大河原ブランドの洗練と深化
6章:ロボット・ヒーローの復活 もういちど子供たちのために
7章:大河原邦男の今

1章ではアトムや鉄人28号や大河原先生が日本アニメで初めてメカニカルデザイナーとしてクレジットされたというガッチャマン等、アニメ黎明期のメカデザインが紹介されていました。

2章ではテッカマンやゴワッパー5ゴーダム、ダイターン3等、1970年代後半のロボットアニメについて。ちゃんと変形できる様にわざわざモックを作ってデザインするという気合いの入りっぷりに胸が熱くなります。そこまで徹底するからこその説得力あるデザインなんですね。

3章はリアルロボットについて。勧善懲悪のスーパーロボットからリアルなストーリーへの流れを作ったガンダムからダグラム、そしてリアルロボットの究極形の一つとも言われるボトムズへの流れが展示されています。モビルスーツのデザインのキッカケと言われる「宇宙の戦士」のパワードスーツの絵も展示されていました。初めて見たのですが、将来本当にこんなスーツが出てきそうなリアル感がありました。

この3章が設定画からポスター原画まで、一番展示が多くて気合いが入っています。見応えタップリで、7章の最後まで観終わってからもう一回戻って見直してしまいましたよ。

そして極めつけは1/1スコープドッグ!すすけた金属感が消耗品である兵器としてのロボットの雰囲気をこれでもかと漂わせていました。ガンダムに比べるとこんなに小さかったんですねぇ。実際に人間が操縦できるロボット「クラタス」を作った倉田光吾郎さんの作品です。

4章はこれまでのリアル路線から打って変わってコミカル路線。カワイイ系という事で、タイムボカンシリーズやグランゾート、アイアンリーガー等の設定画が展示されていました。グランゾートの初期デザインはワタルの影響なのか等身が低めだったんですね。そして、Gガンダムはここに入りますか…まぁそうですね。^^;)

5章はまたまたリアル系に戻りまして、ウラシマンやバイファムにレイズナー、ガンダムF91等。ドラグナーってムーバブルフレームだったんですね。そして大河原先生のデザイン以後に出てきたメカとして、マクロス・ダンバイン・エルガイムも展示されていました。

6章は勇者シリーズ。大人向けになったロボットアニメをもう一度子供達にも!という事で、色々変形がスゴイシリーズですね。

そして最後の7章は最近の大河原先生の作品。ガンダムSEEDやMSV-R、デバンダーは知っていましたが、くるり号や稲城なしのすけといったゆるキャラのデザインまでされているんですね。

展示会の後にはもちろん物販コーナーがありますよ。図録は絶対に購入せねばなりません!全352ページ、凶器になりそうな分厚さです。^^;)

そして一時品切れになっていた会場限定ガンプラ、「MG 1/100ガンダムVer.2.0リアルタイプカラー 超・大河原邦男展Ver.」も再入荷しております。マーキングシールはちょっぴり恥ずかしかったりしますが、ポスター原画を見た後にこのリアルタイプカラーのガンダムを見たら購入したくなるってもんですよ!

他にも展覧会限定のザク型USBメモリやカード型USBメモリ(いずれも4GB)、手拭い(大河原先生の顔のイラストのものとMSが並んだものの2種類)、プラモデルやフィギュア等、本当に色々売っていました。ボールペンは残念ながら品切れの様です。

そうそう、グランゾートのヘルメタルの変形フィギュアが会場限定・大河原先生カラーリングで売っていましたよ。ダースベーダーっぽいデザインにシルバーメタルなカラーが実に映えていました。

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…というわけで超・大河原邦男展でした。リアル系の説得力あるデザイン、合体・変形ロボの本当に変形できるデザイン、コミカル系の絶妙なデフォルメ、これだけの幅広いデザインができる大河原先生、本当に素晴らしいです。こんなに色々な作品に触れる事ができる、この展覧会は本当にオススメですよ!兵庫の後に巡回するという話は出ていない様なので、行けそうなヒトは今のうちに絶対に行くべきです!

私は前日入りしましたが(昨日は美術館が休館日だったのです)、長崎なら朝イチの飛行機で行けば日帰りで十分楽しめますよ!

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オレンジミルク珈琲。

…というわけでこの記事は帰りの飛行機待ちの神戸空港で書いているのですが…、

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空港にこんなデッカイポスターがありました。昨日は気付かなかったなぁ…。

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