2015/10/03

「屍者の帝国」「蒼き鋼のアルペジオ -ARS NOVA- Cadenza」を観に行きました。

10月は超絶忙しいにも関わらず、10月〜11月と観に行きたい映画がやたらあるんで困っちゃう限りでございます。そんな中、昨日は「屍者の帝国」、本日は「蒼き鋼のアルペジオ -ARS NOVA- Cadenza」を観に行きました。やっぱり気になっちゃうから何とか公開日に行ってしまいますよね。以下ザックリ感想ですが、ネタバレ有りになりますので未見の方は注意でございます。

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まずは昨日の「屍者の帝国」。今更ここで書くのも何ですが、夭折の小説家・伊藤計劃先生が書き残した序章を継いで円城塔先生が本編を書き上げた作品です。原作は後半に向かうにつれて難解になって大変だったのですが、そのお話をどうやって劇場アニメにするのか興味津々でした。しかしそんな心配は杞憂に終わり、結構楽しく見る事ができて一安心でした。原作を読んでいないウチのオクサマも楽しめた様で何より。

Twitterあたりを見ると賛否両論みたいですが、小説とアニメは媒体として違うものなので、それぞれ楽しめる形にするには大幅な変更も必要だと思うんですよね。ストーリーのおおざっぱな流れは原作とだいたい同じなのですが、「ワトソンとフライデが親友同士」という設定変更によりエピソードの意味合いが全く違ったものになっているのが面白かったです。特に最後のモノローグ。原作とはまた違った趣になっていて良かったです。

映像面も素晴らしかったですね。特にラストのロンドン塔。原作を読んだ時に頭に浮かんだイメージそのままでした。

伊藤計劃先生の作品をアニメ化していく「Project Itoh」、自作11月13日は「虐殺器官」…だったのですが制作スタジオの破産により公開予定が未定となり、12月公開予定だった「ハーモニー」が前倒しで公開される事になりました。なんとか3作とも公開して欲しいものですが、どうなるんだろう…?

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そして本日の「蒼き鋼のアルペジオ -ARS NOVA- Cadenza」。前作の「DC」は1/31の公開日には長崎での公開予定はなかったため、朝イチでT・ジョイ博多まで行って観てきたのですが、その後4月頃だったかに長崎でも上映されたのでオクサマは長崎で観に行きました。今回は初日から長崎でも公開されたので良かった良かった。けどキリクマ…じゃなかったヨタロウペーパーウェイトが売ってなかった…。orz

そもそもはHOBBY JAPANに載っていた特集記事で気になり、ニコ生で第1話を観始めたのが最初。セルルック3Dアニメというのも新鮮でしたが、ただド派手な超科学兵器をドンパチやるだけではなく、様々な戦略を使って戦力差を補いながら戦っていくところが気に入った次第です。

さて「Cadenza」。どうやってストーリーを終結させるのかと気になっていたのですが、とてもキレイにお話をまとめていてスッキリしました。驚いたのが、霧の艦隊の出自やアドミラリティ・コードとは何かについて全く触れなかった事。原作でもそこまで辿り着いていないですし、そういう話のまとめ方もあるのかと感心した次第です。

戦闘シーンですが、これは斜め上の展開でしたね。ビームアンカー?モリ?やらビームサーベルやら超長距離スナイパー超重力砲やら、艦隊戦という概念を超えていましたね。タカオのドリルは劇場でも思わず吹き出してしまいました。美味しいところを持っていったコンゴウの噛みつき攻撃も「こんなんアリか?」と思ってしまいました。ムサシvsヤマトイオナのトドメも直上からの落下攻撃だったし、あそこまでブッ飛んでしまうと非常に清々しいですね。

どんな作品にも完結はあるので仕方ないのですが、やっぱり完結編を観た後はさびしくなりますね…。まぁ「蒼き鋼のアルペジオ」はストーリーが全然違う原作マンガが絶賛連載中ですので、これからはそちらも楽しんでいきたいと思います。



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