2014/02/09

生賴範義展 THE ILLUSTRATOR@みやざきアートセンター

長崎から車で片道4時間30分。一泊二日で宮崎に行って参りました。目的はコチラ。

生賴範義展!

昨日2月8日からみやざきアートセンターで開催中の「生賴範義展 THE ILLUSTRATOR」です。

観に行くキッカケは日本映画専門チャンネルで昨年放映していた「特撮国宝」という特集。樋口真嗣監督がチョイスした特撮作品の放映と特撮作品を作ってきた様々なクリエイターと樋口監督とのインタビューの2つを軸とした番組でした。その中でミニコーナーとして流れていたのが「トクホ講座」。樋口監督が特撮に関するマニアックなミニ知識を教えてくれるというコーナーだったのですが、そこで取り上げられたのが生賴範義氏だったのです。映画の脚本が出来上がる前にティザーで本編にない絵を本編より面白そうに描いてしまうというスゴイイラストレーターの方だという事で興味がわきました。

そしてひょんな事から宮崎で生賴範義氏の初の展覧会が開始される事を知りました。ぜひ行ってみたい!けど宮崎は実に遠い…時間が取れるだろうか?確実に行ける保証がとれないため、ひとまず年末に開始された図録の販売を申し込むに留めておきつつ、行けるかどうかの日程の見定めをしておりました。そしてこの週末ならば何とか時間が取れそうだという事で、昨日の夕方前に長崎を出発して宮崎に向かった次第です。

加藤直之さんのギャラリートークも拝聴せねば!

しかも本日は偶然にもイラストレーター・加藤直之氏(ヤマト2199展でのヤマトのライブペイント、素晴らしかった!)によるギャラリートークも開催されるとの事で、本当に楽しみにしておりました次第です。

会場受付は5F。10時になると動き出すエレベーターに乗り、受付を済ませます。

受付の右手には、誰でも入れるこんなエリアがあります(撮影も自由です)。

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エリア中央には氏の作品が表紙を飾った本が塔の様に多量に飾ってあり…、

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四方の壁には氏の作品が使われた新聞広告やポスターがこれでもかと飾られています。この段階でまずテンションがアゲアゲになります。逆襲のシャアのポスターも生賴氏の作だったんですね。

展示エリアは5Fからゴジラ・小松左京関連作品・平井和正関連作品・光栄の歴史シミュレーション関連・SF・吉川英治の宮本武蔵・肖像画、4Fに降りましてSFアドベンチャーの美姫・スターウォーズ・ポスター・日本沈没・復活の火・戦記物・サンサーラと肖像画…という感じで並んでいます。

もうとにかくスゴイ!スゴイとしか言えないのがもどかしいけどスゴイ!初めのゴジラからしてデッカイキャンパスにバリバリエネルギッシュなタッチで描かれておりまして、大興奮しない方がおかしいってなもんですよ!!!

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4FのSFアドベンチャーの美姫コーナーは写真撮影オッケーで、Facebookを使ったコンテストまで行っております。これは面白いですね。

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中はこんな感じになっておりまして…、

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こんな美女がいっぱい並んでいるわけですよ。

11時からはイラストレーターの加藤直之氏によるギャラリートークだったのですが、なんと飛び入りで樋口真嗣監督が一緒に参加して下さる事に!お二人の軽妙なトークを楽しみながら全てのエリアを廻りました。1時間強があっという間でした。

樋口監督が4Fを降りるところで皆に先行してスターウォーズの方に誘導して下さったのですが、実は順路としてはSFギャラクシー美姫が先なので加藤氏はそちらへ行っちゃったというほほえましいトラブルエピソードなんかもありました。けど樋口監督がそのスターウォーズのエリアで「加藤さんはこの絵の辺りで止まるはずだからここで待っておくと良いよ」と教えて下さったところで本当に加藤氏がトークを始めたりと、お二人のスゴさの片鱗をそんなところでも感じられました。

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SFアドベンチャー美姫コーナーで加藤氏が教えて下さったミニ知識がコチラの絵。

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女性の後ろをよく見てみますと…、

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…コレ、ガン○ムですよね。^^;)

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解説途中で加藤氏がスケッチブックに描かれた絵をプレゼントに最後にジャンケン大会が開催され(当選者2名)、最後には何と加藤氏のミニサイン会まで開催されました。樋口監督にもサインをお願いしちゃいました。手持ちの紙がSHOTNOTEしかなかったのですが、お二人ともイヤな顔をされずに快く応じて下さいました。めっさ嬉しかったです!

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どんな原画展も生で観るに勝るものはないわけですが、この「生賴範義展」こそはぜひとも生で、実物を見て欲しいです。エネルギーに満ちあふれたタッチ、様々なジャンルに渡って描かれている素晴らしい作品達。SFやら歴史やら怪獣やらと全く違うジャンルなのにどれをとっても素晴らしいなんて…!

宮崎までの道のりは大変でしたが、その甲斐は十二分にありました。宮崎にいる方はもちろんですが、そうでない方も何とか都合を付けて、ぜひ観に行かれて下さい。加藤氏や樋口監督もおっしゃっていましたが、今回展示しきれなかった作品はまだまだ山の様にあるそうですので、今回の展覧会が大成功ならば第2回・第3回の生賴範義展が開催されるかもしれません!!!

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昨日不在で受け取れなかった図録も帰崎後に無事受け取れました。3月上旬くらいから通販が再開されるらしいので、コチラも要チェックですよ!

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