2018/01/13

生賴範義展 THE ILLUSTRATOR@上野の森美術館(2017.1.12)

2018年一本目の投稿はコレしかないです。現在上野の森美術館で開催中の「生賴範義展 THE ILLUSTRSTOR」、昨日行って参りました。本当は昨夜書きたかったのですが、長崎に帰り着いたのが深夜だったので断念しました…。しかし雪の長崎から東京にひとっ飛びして、本当に良かった…!!!(ToT)

さて、生賴範義氏の詳細については公式サイトを御覧頂きたいのですが、名前は知らなくとも絵は必ず観た事があるはずです。

私が生賴氏を知ったのはおそらくCATVでやっていた特撮秘宝?の樋口真嗣監督の紹介VTRだと思います。「映画本編よりも面白いポスターを描く人」との事で興味を持ったところに、宮崎でその生賴範義氏の展覧会が開催されるとの事で、長崎から車で片道4時間30分、一泊二日で観に行ったのが2014年のお正月。あれからもう4年なんですね…。そこで生賴作品のド迫力と緻密さに圧倒され、宮崎での展覧会の第2弾・第3弾だけでなく、同センターでの特撮美術展で生賴作品が展示されると聞いたのでそちらにも行き、鹿児島県は川内にも行き、明石と大分の展覧会には忙しくて行けずに悔しい思いをし、そんな中で2018年に上野で開催されると聞けば、行かないなんていう選択肢はないわけですよ。だって宮崎より東京の方が近いんですから!

そんなこんなで数ヶ月前から飛行機のチケットを押さえて準備をしていたのですが、まさかの寒波で長崎も前日から雪が積もって参りまして、ひょっとしたら当日長崎空港まで行けないかも…という事態に。急遽空港近くに宿を押さえ、前日から空港入りをしたのでした。結果、やはり当日朝は道路の凍結で長崎市内からは空港に行けない状態になっていたので、この判断は正しかったかな…と。まぁとにかく、無事東京へ飛ぶ事ができ、上野へと馳せ参じた次第です。

生賴範義展@上野の森美術館

美術館の壁にあるこの看板を観るだけで胸が躍ります!

生賴範義展@上野の森美術館

のんさんの音声ガイドは必須ですよ!のんさんの穏やかな口調と生賴作品のエネルギーとの対比がたまりません。



入場してすぐお目見えするのがコチラ!

生賴範義展@上野の森美術館

生賴展では恒例となった「生賴タワー」です。この部屋には書籍やポスター等、生賴作品が実際の製品ではどの様に見えるのか、を観る事ができます。何とここは撮影可能なのです!

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

THETAでも撮影してみましたよ。

生賴タワー! #ohrai #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


雰囲気は伝わりますでしょうか?

そして撮影禁止の展示エリアに入りまして、生賴作品を堪能していきます。

次の撮影可能エリアはコチラ。

生賴範義展@上野の森美術館

小松左京作「幻魔大戦」のベガの立像です!生賴作品では描かれていなかった部分を寺田克也氏が描き、それを竹谷隆之氏が立体化したという逸品です。

生賴範義展@上野の森美術館

いやぁ、物凄いコラボレーションなわけですが、これのフィギュアを受注生産するとの事で、ついウッカリ注文してしまいました。^^;)

そしてまた撮影禁止の展示エリアになります。1階はこれまでの展覧会で観た事のある作品が多いですが、そんな中にも「こんな絵も描いてたんだ!?」というものがゴロゴロとありまして楽しませてくれます。

2階へ続く階段前にはこんなフォトスポットが。

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

ベガやジュラシック・パークの恐竜達と記念撮影ができます。

2階に行きますと、これまでの展覧会ではあまり観た事のない作品が多くなります。

そして最後はSFアドベンチャーの美女(美姫)エリアです。こちらもまた撮影可能エリアとなっております。

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

ただ美しいだけではない美姫達、見応え満点です。作成時のデッサンも一緒に展示されている作品もあり、勉強になります。私は絵は描けませんが…。

そして最後のオリジナル作品エリア。ここには依頼を受けて作成する商業イラストではなく、一絵描きとして描かれた作品が展示されています。

このエリアで展示されているのは超大判の作品。入ってすぐに展示されている「サンサーラ」「我々の所産」にいきなり度肝を抜かれた上で、全てを持って行かれるのがコチラ。

生賴範義展@上野の森美術館

「破壊される人間」です。鹿児島県は薩摩川内歴史資料館に展示されており、宮崎の展覧会でも展示されなかったこの作品が東京にて初出展なのです!川内、遠いんだぞ!長崎からだと新鳥栖まで行って新幹線で川内に行ってレンタカーなんだぞ!この貴重な作品を東京で観られるなんて、なんという僥倖…!(ToT)

ちなみにそんなこんなで川内で一度観ておりまして、初回は室内がかなり暗かったためとにかく「怖い」という印象がまずあったのですが、今回明るい室内で改めて観てみると、ただ「怖い」だけではない何かが強く、深く伝わってきました。

コチラのエリアも撮影可能なのですが、あえてここには写真は出しません。これらの作品はやはり生で御覧頂きたいからです。

生賴範義展@上野の森美術館

生賴範義展@上野の森美術館

そんなこんなでとても楽しかった「生賴範義展 THE ILLUSTRATOR」@上野の森美術館でした。

さて、宮崎での3回の展覧会と比べてみますと、今回の展覧会は生賴作品を分かりやすく順序よく展示されているなぁと感じました。「はじめての生賴範義」とでも言いましょうか。宮崎店1回目はとにかく「生賴作品すげえだろ!」というギラギラした感じが溢れていて、それを受けての2回目・3回目は「こんな歴史があるんだぜ!」という感じでして。でも宮崎展と今回の東京展、どちらが良くてどちらが悪いなんてのはないわけでして。どちらもとても楽しめました。

コレをキッカケに、全国巡回展とかなるといいなぁ〜!

残念なのは会期が1ヶ月と短い事。偶然空いた1ヶ月にねじ込んだという事ですので仕方ないのですが、とにかく2月4日までしかやっていないので、東京近郊の方はつべこべ言わずにとっとと行くのだ!地方でもうまく予定を都合着けて行くのだ!こんな機会は今後あるかどうか分からないぞ!!!

オマケ

生賴展開催にあたっての「中の人」の熱い想いがコチラに詰まっております。

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」での生賴展特集がラジオクラウドで聴けます。

そしてニコニコ生放送でキックオフイベント生中継生賴作品スライドショー(2000枚超!)&トークイベント生中継が観られます。

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